ILCOR国際コンセンサス COVID-19関係 翻訳とJRC見解

2020年4月14日 - Less than a minute read

ILCOR国際コンセンサス COVID-19関係

国際蘇生連絡委員会(ILCOR)とともにJRCでは、蘇生ガイドライン改訂に向けて準備を行っています。COVID-19の世界的な蔓延のため、ILCORから心停止に対するCPR時の感染リスクとその対策についてのエビデンスに基づいた国際コンセンサス(CoSTR)が優先的に発表されました。パブリックコメントを求めているドラフト版ではありますが、できるだけ早くその情報を皆様にお伝えするため、内容の翻訳と我が国での活用についてJRCの見解を付記しました。 ぜひご確認下さい。


JRCからの勧告

(CoSTRの詳細やJRCの見解についてはファイルを参照ください)

① 胸骨圧迫のみの場合も含めCPRはエアロゾルを発生させる可能性があることには、わが国においても留意する必要がある。
② COVID-19パンデミックの状況では、市民救助者(人工呼吸の訓練を受けており、それを行う意思がある救助者も含む)は、成人の心停止に対して、胸骨圧迫のみのCPRとAEDによる電気ショックを検討することを提案する。
③ COVID-19パンデミックの状況では、人工呼吸の訓練を受けており、それを行う意思がある市民救助者が、小児に対して、胸骨圧迫に加えて、人工呼吸を実施してもよいと考える。
④ 胸骨圧迫のみの場合も含めCPRはエアロゾルを発生させる可能性があり、傷病者がCOVID-19の感染の可能性が疑われる場合には、医療従事者は、眼・鼻・口を覆う個人感染防護具(アイシールド付きサージカルマスク、あるいはサージカルマスクとゴーグル/アイシールド/フェイスガードの組み合わせ)、キャップ、ガウン、手袋の装着に加え、N95マスクの着用が必要である。
⑤ 迅速な電気ショックが求められる状況において、医療従事者がエアロゾル発生に備えたPPEを着用する前に電気ショックを実施することは許容される。


令和2年4月14日

一般社団法人 日本蘇生協議会
JRC蘇生ガイドライン2020
編集委員会一同

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